なでしこジャパン、なぜ3バックに戻した? 長谷川唯が明かす「オプションを増やす意味で合わせてきたんですけど...」

日本女子代表は2月28日、パリ五輪のアジア最終予選・第2戦で北朝鮮女子代表と国立競技場で対戦した。中立地サウジアラビアで行なわれた第1戦は0-0のドロー。勝てばパリ行きが決まる第2戦で、26分に高橋はな、76分に藤野あおばが得点。81分に1点を返されるも、2-1で逃げ切った。

この試合では、これまでの4-3-3ではなく3-4-2-1で臨んだ、なでしこジャパン。ダブルボランチの一角で先発した長谷川唯は、次のように振り返る。

「3バックで、(昨夏の)ワールドカップですごく良い形ができていたなかで、4-3-3という新しい形にチャレンジしながら、オプションを増やすという意味で、本当にみんなチームで合わせてきたんですけど、1試合目、少し相手が対策してきて、元に戻して、すごく良いフィーリングで、久しぶりの3バックでもすごくみんなが共通認識を持ってできたので、この結果につながったかなと思います」

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慣れ親しんだシステムで、勝利を掴んだ。「しっかり気持ちも見せられたと思いますし、日本らしいサッカーも見せられたと思う」と長谷川は喜びを噛みしめる。

本大会に向けては、「ここから残り少ないですけど、もっと良いチームになるように努力して、パリ・オリンピックで金メダルを獲得できるように、チーム一丸となって頑張りたいと思います」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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