ダラダラ続く不正出血に不穏な予感?婦人科を受診すると【子宮頸がん日記#12】

40歳元ファッションスタイリストの子宮頸がん闘病記。子宮頸がんになるまでの経緯や治療法、その時々に思ったことや女性としての生き方などを包み隠さず綴ります。

【連載 子宮頸がん日記#12】前編

父が亡くなってからというもの、遺品の整理や母の引っ越しのお手伝いやらで、日本とバリを行ったり来たりする日々。

子ども達も大きくなり、だんだんと自分の人生について考える余裕も出てきました。また、父が亡くなったことから、私の離婚に反対する人がいなくなったため、すっきり離婚したのもこの頃です。

ヨガの学びを深めるためにメキシコに行くも不穏な兆候が

新しい人生が始まり、ますますヨガに励む日々。熱心に通っていたヨガスタジオの先生から、「そんなにヨガが好きならティーチャートレーニングに行って来たら?」と声をかけられます。

ティーチャートレーニング?ヨガの先生になるってこと?

自分自身がヨガの指導者になるイメージはありませんでしたが、「ヨガをもっと学びたい!もっと知識を増やしたい!」という気持ちは強く持っていました。

最終的に、メキシコで行われる「ビクラムヨガ」というホットヨガのティーチャートレーニングに参加することになりました。

たくさんの学びがあったティーチャートレーニング

このヨガティーチャートレーニングは2ヶ月間、メキシコ・アカプルコの5つ星ホテルに缶詰めになり、毎日合宿生活を送るというもの。
私が行っているビクラムヨガは、軍隊ヨガとも呼ばれるほど(笑)、ハードな分類に入るヨガ。(でもその分ベネフィットも素晴らしい!)

オバマ前大統領やマドンナ、レディーガガもビクラムヨガの愛好家です

毎日2回、朝と夕方に90分のヨガクラスを行います。
その後、レクチャー、解剖学の勉強が深夜まで続きます。100人弱の生徒が毎日一緒に過ごしているので(部屋は違いますが)、人間関係のいざこざなど、さまざまな問題が起きていました。

私はピルを服用していたので、生理コントロールは出来ていましたが、生理日以外にも少量の出血が。トレーニングの疲労や慣れない環境でのストレス?とあまり気にしていなかったものの、ただただダラダラとした出血が煩わしい日々。

日本に一時帰国中、婦人科へ

無事、ヨガ講師の資格を取得してバリに戻ります。

しばらくして日本に一時帰国した際にも、やはり少量の出血が続いていました。
過酷なヨガティーチャートレーニング後は、しばらくホルモンが乱れる人もいると聞いていましたが、既に半年以上が経過しています。
出血は1ヶ月以上止まることなく出続けるときも。もはやどれが生理なのかもわからなくなっていたのです。

ちょうどその頃、私の姉が、不妊治療がうまく進まないことに悩んでいました。
不妊治療に最適といわれるクリニックを転々としたり、藁にもすがる思いで高額な治療をしたりもしたのですが、赤ちゃんはなかなか来てくれません…。

そんな姉に、当日予約なしで診てもらえる婦人科があるから、車で連れて行ってくれない?と頼まれます。セカンドオピニオン的な感じで不妊治療相談をしてみるとのこと。
「当日すぐに診てもらえるなら、私もついでに診てもらおうかな」と一緒に行くことに。この出血が止まらない原因を知りたかったのです。

▶▶【後編を読む】まさか…不正出血は子宮のがんの疑い!?検査結果は果たして?

© 株式会社主婦の友社