栃木県日光市山内の世界遺産・日光東照宮は28日、境内の拝観料金を大人で300円、小中学生で100円値上げすると発表した。
拝観料改定は2000年以来。近年の物価や人件費、建造物修理費などの高騰を受けて値上げを決めた。大人は4月1日から適用するが、修学旅行などへの影響を考慮して小中学生の料金は7月1日からとした。
境内の通常拝観料は大人1300円から1600円、小中学生が450円から550円になる。団体料金も大人1170円から1440円、小中学生405円から495円などとした。
宝物館と美術館の入館料は据え置くものの、美術館では高校生料金(600円)を廃止し、高校生は大人料金(800円)とした。東照宮の担当者は「いろいろな面で物価高の影響が大きく、やむなく見直しを行った」と説明した。