出荷待つ“式典の花” 前橋でオステオスペルマム

 年度替わりを前に、式典の会場などを飾る花として人気のオステオスペルマムの出荷が、関口花園(群馬県前橋市北代田町)で最盛期を迎えた。温室内には色鮮やかな鉢植えが並ぶ=写真

 キク科の多年草で、次々と開花するのが特徴。卒業式や入学式などに需要が高まる。花びらが黄色からピンクに変化する八重咲きで、同園のオリジナル品種「トランスコンチェルト」が出荷の主流。関口雄二代表は「昨年夏の高温で苗が枯れてしまい、出荷量が例年と比べかなり少ない」と話す。

 県内をはじめ、東北~中国地方に向け、自社開発の約30種類、1万4千鉢を出荷予定。出荷作業は3月下旬まで続く。

© 株式会社上毛新聞社