鈴木愛、PING「G430 MAX 10K」とのコンビで今季は3勝目指す!

PING史上最大の10,000g·cm²超えを達成

1月10日に行われたピンゴルフジャパンの新製品発表会に、ゲストとして契約プロの鈴木愛が登場した。

ツアー通算18勝。2017・19年と2度の賞金女王に輝き、23年は北海道meijiカップで2年1か月ぶりの勝利を挙げた。
5月には30歳を迎える鈴木。メルセデス・ランキング上位50位の平均年齢が26.1歳という女子ツアーでは、そろそろベテランの域に達しつつある。

23年を振り返り、
「優勝もあり、優勝争いもすごくできたんですけど、正直もうちょっと勝てたと思います。でも、ここ2〜3年ずっと調子が悪かった中で、久しぶりに手応えを感じたシーズンだったので、今シーズンはもうちょっと期待してもらえたらと思います」

そんな鈴木の、今シーズンのパートナーとなるドライバーが「G430 MAX 10K」だ。

8層のカーボンを採用し、クラウン部分を軽量化。
さらに極薄化し、より深い重心設計を可能にしたフェース。
投影面積を拡大し、深低重心設計を実現したヘッド。
固定式高比重ウェイトをフェースから一番遠い位置に搭載した究極の重量周辺配分。
これらのテクノロジーにより、MOI(慣性モーメント)は同社史上最大の10,000g·cm²超え(上下・左右の合計)。ミスヒットしてもヘッドが回転しにくいため、ボール初速が落ちず、方向性のブレも少ない「飛んで曲がらない」ドライバーが誕生した。

「左右のブレが極端に少ないクラブ」

すでに鈴木も「G430 MAX 10K」を体験済み。
「アマチュアの方もそうですし、私も調子が悪くなると、左右に曲がる幅が大きくなるんですけど、それが極端に少ないです。私の場合、左右に曲がるというより、出球がちょっと右や左に出たりというのが多いんですけど、そこから曲がるっていうのがほとんどないので、出球さえ真っ直ぐ出れば、左右にブレるっていうのが極端に少ないクラブだと思います」

現在はロースピンタイプの「G430 LST」を使用するが、「それよりももっと真っ直ぐ行く」と絶賛。「去年もだいぶフェアウェイキープ率はよかったんですけど(68.5100で28位)、それ以上にたぶんよくなると思います」とかなりの手応えをつかんでいる様子だ。
弾道についても、
「私はどっちかというと高いほうではないんですけど、(「10K」は)普通に振るとけっこう弾道が高く上がります。かといってスピン量が多いわけじゃないので、フォローのときはしっかり風に乗ってくれるけど、アゲンストのときはしっかり高さが出て距離も稼ぐクラブになっていると思います」

「マン振り宣言」も飛び出した

同ドライバーのキャッチコピー「10K飛(マントビ)」*にちなみ、試合でマン振りすることがあるかと問われると、
「あんまりないですけど、ロングホールでちょっと飛ばしたら(2打で)乗るよっていうときは、しっかり振るときありますね。今年はとくに、マン振りするかもしれません」
23年のドライビングディスタンスは243.99ヤードで26位。イーグル数は6個で10位だったが、今シーズンはランクアップも期待できそうだ。
*Kは「1000」を表し、10K=「10,000」=マントビ

最後に今シーズンの意気込みを聞いた。
「昨シーズンは1回しか勝てなかったので、今年は3勝目指して頑張りたいと思います。今も頑張ってほぼ毎日トレーニングしているので、筋力的にもアップしていると思います。また、この新しい「10K」が出るということで、この後、アメリカに行ってゴルフの合宿があるので、そこでまたしっかりと調整をさせていただいて、(開幕の)ダイキンまでに間に合えばと思います」

鈴木、そして「G430 MAX 10K」がどんな活躍を見せるのか。早くも開幕が待ち遠しい。

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