雫石町、保育料を完全無償化へ 24年度方針、3歳未満第1子も対象

 雫石町は2024年度、保育料を完全無償化する方針だ。これまで対象外だった3歳未満児の第1子も加え、子育て支援の充実を図る。町内に住宅を取得する39歳以下に最大100万円を補助する事業も展開し、人口減少に歯止めをかける。

 3歳未満児の第1子は24年度、73人が対象となる。保育料は所得に応じて変わり、最大月4万3千円。保育料は3~5歳児、0~2歳の住民税非課税世帯のほか、町では23年4月から県の補助を活用し、3歳未満児の第2子以降が無償となっていた。

 住宅補助は、町内に取得すれば20万円を支援。町中心部の居住誘導区域の場合は追加で60万円を補助し、町外からの移住者にはさらに20万円を加算する。中古住宅の取得も対象。年間20棟の利用を見込み、事業期間5年間で300人の人口増を目指す。

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