役所窓口で「迷う・待つ・・・」市民の負担軽減 大船渡市が改革へ

「窓口改革」に着手した大船渡市役所

 大船渡市は、市役所を訪れた市民らの「迷う・待つ・書く・回る」の負担軽減を図る「おおふなと版窓口改革」に着手した。26日に座ったまま手続きできるローカウンターを1階に設置したほか、窓口は手続きの内容別に色分けした。3月中旬には、証明書発行手続きの際の申請書記入を省くシステムも始める。

 市のデジタルトランスフォーメーション(DX)の一環。市民が多く訪れる1階フロアはこれまで、窓口カウンターの上部に各課名を掲げていたが、「証明書」「住所・戸籍」「国保・年金」など手続き別の表示に変更した。

 「書かない窓口」は3月13日に始める。総合案内に番号発券機を設置し、来庁者の申請内容を確認。職員がカウンターで対応し、各種申請がワンストップで可能になる。税、戸籍、住民基本台帳、印鑑の証明書発行からスタート。死亡や転出、転入、転居、出生、婚姻などライフイベントに必要な手続きも2025年度までに順次拡大していく。

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