体の大きさが特徴の猫 メインクーンってどんな猫?【専門家解説】

ゴージャスで存在感のあるメインクーン(正式名:メインクーンキャット)。特徴ともいえる大きくふさふさのしっぽは、原産地とされるアメリカ・メイン州のラクーン(アライグマ)との交配種という伝説を生み、それが名前の由来となったと考えられています。

今回は、そんなメインクーンの特徴やルーツ、食事管理などについてご紹介します。

メインクーンの特徴は大きな体

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

ネズミを退治する“ワーキングキャット”として、人と共生してきた歴史をもつメインクーン。その特徴のひとつといえば、やはり大きな体でしょう。成猫時の標準体重は4.5~8kgとされているものの、去勢したオスは10kgを超えるケースも珍しくありません。

メインクーンはその大きな体を支えるために、しっかりとした骨格と筋肉が発達した四肢をもち、見る人にたくましく力強い印象を与えますが、性格はとてもやさしく穏やかとされています。人なつっこい傾向もあるので、どんな人でも比較的飼いやすい猫種といえるでしょう。

メインクーンのルーツはアメリカ

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

メインクーンのルーツに関しては諸説ありますが、アメリカ北東部のメイン州で誕生したと考えられていて、ヨーロッパから来たアメリカの開拓者が、積み荷をネズミから守るために船に乗せてきた長毛猫から自然に発生したという説が有力です。

なお、メインクーンが世界的に知られるようになったのは、1895年にニューヨークで開催されたキャットショーで、コージーというメスのメインクーンが、ベストキャットに輝いたのがきっかけとされています。しかし、アメリカではメインクーンに似た長毛猫は珍しくなかったことから、すぐには猫種として公認されませんでした。

メインクーンのタイプが改良され、猫種として公認されたのは、このキャットショーから90年後のことで、猫の血統登録機関である「CFA」は1985年に公認しました。

メインクーンを飼うなら毛玉に配慮

引用元:ねこのきもち投稿写真ギャラリー

一般的な猫同様、主食には、フードと水のみで栄養バランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えるようにしましょう。また、猫は年齢などによって必要とされる栄養素の量やバランスが異なりますので、総合栄養食のなかから愛猫にあったものを選ぶようにしてください。

なお、長毛種のメインクーンは、毛づくろい時に毛を大量に飲みやすい傾向がありますので、毛玉に配慮したフードを与えるのもよいでしょう。

今回ご紹介したメインクーンは、ずっとネズミを追いかけて暮らしてきた背景から、活動的で遊び好きな傾向があります。お気に入りのおもちゃを使うなどして、最低でも1日に5~10分以上は集中して遊んであげるようにしましょう。

メインクーンの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑

参考/ねこのきもちWEB MAGAZINE『メインクーンの特徴と飼い方 可愛い画像いっぱい|ねこのきもち 猫図鑑』
文/長谷部サチ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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