「家庭でも起こりうる。保護者も注意を」 給食のウズラの卵で窒息事故、鹿児島県教委などが注意喚起

(資料写真)

 福岡県みやま市で、小学1年の男子児童がウズラの卵とみられる給食を喉に詰まらせて死亡した事故を受け、鹿児島県教育委員会は28日、県内の各市町村教委などに注意喚起を求める通知を出した。

 県保健体育課によると、窒息事故の未然防止ポイントや発生時の対応が記された国の手引などを、再度確認するよう周知した。担当者は「家庭でも起こりうる事故なので、保護者も注意してほしい」としている。

 県子ども支援課は27日、県内の幼稚園と認定こども園、市町村を通じて保育所に注意文を送った。

 県内では昨年4月、姶良市の認可保育所で6カ月の女児がすりおろした生のリンゴを与えた後に急変し、その後亡くなった。事故を受け、同課は繰り返し注意喚起してきた。

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