長崎県立大村城南高（大村市久原1丁目、中小路尚也校長）は3月1日の卒業式に合わせ、巨大な卒業証書に見立てた記念撮影用の幕を準備した。「母校を誇りにこれからも頑張って」。そんなメッセージが込められている。
生徒の思い出に残るものを用意しようと、全国の事例を参考にしながら教員同士で話し合った。幕は縦2メートル、横3メートル。式当日は学校敷地内に掲げ、生徒や保護者が記念撮影できるようにするという。
取材で訪れた日はまだ幕を開封したばかり。撮影のため、椅子に乗って背伸びした教員らが裏から幕を持ち上げてくれた。3年の学年主任、藤知恵美教諭は「生徒を喜ばせようと、先生たちも見えないところで頑張ってきた」。その思いはきっと生徒に届くはず。
