72歳のYouTuber、節約生活のなかでも「お花の定期便」だけはやめない理由

(※写真はイメージです/PIXTA)

限りあるお金は、かけるときとかけないときの使い分けが大切だと思います。どのように節約するときと、お金を使うときを分けているのか、YouTuberロコリ氏の事例をみてみましょう。著者『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)より、ロコリ氏が解説します。

お買い物は「節約」と「体力アップ」をかねて2時間ほどかける

日用品や食品などの買い物は、体力づくりをかねて3日に1回くらい、いろんなスーパーやドラッグストアを回ります。私は車の免許を取得していないので、買い物用のカートをごろごろと引いて行っています。

幹線道路沿いにスーパーやドラッグストアなどが並んでいるのですが、健康のためにも遠くの大きなスーパーまで足を延ばしています。そうしたお店を何軒か、2時間くらいかけてぐるぐると回るのです。

家を出るのは夕方5時くらい。なぜかというと、ちょうどスーパーに着くころにお惣菜が安くなっているからです。

はじめに遠くのスーパーまで行って、食料品を物色しつつ、雑貨や百均などをブラブラ見てまわります。少し戻ってきて1番安いスーパーでお水や飲み物を購入した後に、そこから徒歩5分くらいのところにある冷凍食品が1番安いドラッグストアに向かいます。

そして我が家に向かう道を通り越して、最後にお目当てのお惣菜を売っているスーパーに着きます。その時間が7時くらい。この時間には、煮魚や焼き魚などのお惣菜が半額くらいになるのです。母を見送ってからは、家で魚料理はせず、お惣菜を頼りにしています。月に1度ほど、友達の車で道の駅や業務スーパーへ行くのも楽しみにしています。

特別に運動らしい運動はしていませんが、3日に1度の買い物は、節約と運動をかねているのでがんばって歩いています。

「お花の定期便」で心を潤わせ豊かに保つ

母がお花が好きだったので、生前、月に2回のお花の定期便を始めました。亡くなったときにやめようかとも思ったのですが、お花があるとやっぱり気分が違うので、そのまま続けています。

値段は月額1,700円。友人から、「年金が少ないのに、ぜいたくやない?」と言われますが、「ビール代と比べたら安いでしょ?」といい返しています。節約節約ですべて我慢していたら、心がどんどん寂しくなってしまいます。

私は15年ほど前からお酒をまったく飲めなくなったので、心の栄養としてお花くらい飾ってもいいのではないでしょうか。歳を取ったら、自分が機嫌よくいられるようにお金をかけるべきことにはかけるのも大事なことだと思います。

[画像1]お花を小分けにしてディスプレイ 出所:『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)より抜粋
撮影:林 ひろし

今使っているバルミューダのレンジとトースターも、そんな考えで選んだものです。おしゃれな家電があればテンションが上がって毎日元気に過ごせる。築50年の古い家なので家電で少しでもスタイリッシュに見せたい。そのために投資しよう、と思いました。

レンジ選びのポイントはあくまでもデザイン。文字などが書かれていないシンプルなものを探したら、パナソニックとバルミューダにしぼられました。家電量販店に何度も何度も行って使い勝手を確かめ、最終的には高いけれど快適に使えそうなバルミューダに。

結果、やっぱりバルミューダにしてよかったと思っています。賞味期限ぎりぎりの半額で買ったパンでも、このトースターで焼くととてもおいしく焼き上がります。レンジは、温めるときにドラムのスティック音、温め終えたときにギターの「ジャラ~ン」という軽快な音色が流れて、おしゃれなんです。

レンジでお湯を温める1分50秒はスクワットタイムとして、足腰を鍛えています。ギターの音色が流れたらホット青汁カルピス(牛乳が飲めないので)を作ります。これで毎朝、気持ちよくスタートできています。

[画像2]納得して購入したバルミューダのレンジ

出所:『72歳、好きな服で心が弾む、ひとり暮らし』(KADOKAWA)より抜粋
撮影:林 ひろし

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