回収へ…火災の危険性があるストーブ 自動消火装置、作動しない場合も 基準に不適合、販売会社に厳重注意 すでに1040台を販売した

リコール対象の石油ストーブ

 関東経済産業局は26日までに、海外製季節家電などを販売するアコラデイジャパン(相模原市)に、同社が輸入・販売した石油ストーブが消費生活用製品安全法の技術基準に不適合として厳重注意し、再発防止の徹底と早期の製品回収を指導した。

 対象製品は「LVYUAN(リョクエン)対流型石油ストーブ(型式TJR―R85―C―W/K)」。2023年10月1日から12月4日にインターネットなどの通信販売で計1040台を販売した。同局の調査で、うち881台が耐震自動消火装置が正常に作動せず、火災につながる危険性があると判明。同社は12月15日から購入者への電話やメール、ホームページで使用中止や自主回収・返金を告知し、15日現在で458台(52.0%)を回収している。

 リコールに関する問い合わせは、同社(電話050.5536.3547)へ。

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