国道113号「梨郷道路」開通前に現地説明会 川西など

3月9日の開通を前に開かれた梨郷道路の現地説明会=川西町

 高規格道路「新潟山形南部連絡道路」の一部を構成する国道113号「梨郷道路」(7.2キロ)が3月9日に開通するのを前に、報道関係者向けの説明会が28日、川西町などの現地で開かれた。

 国土交通省山形河川国道事務所によると、梨郷道路は長井市今泉を起点に川西町を通り、南陽市竹原で赤湯バイパスに接続する。接続地点や同町西大塚に途中の出入り口を設ける。2車線(片側1車線)で、通行無料。車道3.5メートル、路肩2.5メートルで、幅員は計12メートルとなっている。総事業費は321億円。

 現地では、同事務所の岩沢功英工務第2課長らが道路の概要に触れ「軟弱地盤上の土盛りには、軽量の発泡ビーズを混ぜ込み、重さを軽減した」などと説明。開通により、公立置賜総合病院(同町)への救急搬送時間の短縮、物流安定化などの効果が見込まれる。

 3月9日は午前10時半から式典を行い、午後3時に開通する。

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