序ノ口V・安響(青森・五所川原農林高3年)「序二段も」 卒業式で帰省、「攻める相撲」誓う

ガッツポーズをして今後の活躍を誓う安響=28日、つがる市

 大相撲初場所で序ノ口を全勝で制し、西序二段10枚目に昇進した五所川原農林高校3年の安響(青森県つがる市出身、本名長谷川力響=かおと=、安治川部屋)が28日、つがる市内で東奥日報の取材に応じた。「国技館の土俵で相撲を取るのが初めてだったので緊張した一方、楽しい相撲ができた」と初場所を振り返り、来場所に向け「序二段優勝を目指して頑張りたい」と活躍を誓った。

 安響は同校の卒業式に出席するため帰省している。初場所の7戦全勝について、場所前に幕下力士と稽古したことなどで自信はあったという。一方、立ち合いは「もっと強く、低く当たらなければいけなかった」と反省を口にした。優勝後、地元住民や恩師から「力があると信じていた」「おめでとう。けがに気を付けて頑張って」などと祝福や激励を受けた。

 高校生活は間もなく終わり旅立ちを迎える。夢は、長く相撲を取り続けて愛される力士になること-ときっぱり。来場所について「攻める相撲で戦っていきたい。いい報告ができるようにしたい」と抱負を語り、市民、県民に向けて「地元の方々の応援で早く関取になれるよう頑張るので、応援よろしくお願いします」と意気込んだ。

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