岩手の沿岸に降った大雪の影響続く 三陸鉄道は一部区間で運休 釜石市では防波堤が崩れる被害

岩手県では、沿岸北部を中心に降った大雪による影響が続いています。三陸鉄道は一部の区間で運休が続いているほか、釜石市では漁港で防波堤が崩れる被害が新たに確認されました。

三陸鉄道リアス線は雪による倒木と除雪作業のため、29日午前10時現在、久慈と普代の間の上下線で運転を見合わせています。釜石市の唐丹漁港では28日、防波堤の一部がおよそ60メートルにわたって崩れているのが確認されました。高波の影響によるものとみられています。県によりますと、防波堤は東日本大震災でも崩落し、2016年3月に復旧が完了していました。さらに漁師が29日の朝、沖合の海面を確認したところ、ワカメの養殖施設を固定する海中のおもりがずれてロープがたるむ被害が見つかったとのことです。また久慈市や洋野町など一部の地域で停電も続いています。

© 株式会社アイビーシー岩手放送