[クアラルンプール 29日 ロイター] - マレーシアのアミル・ハムザ・アジザン第2財務相は28日、経済の良好なファンダメンタルズと見通しを考慮すれば、通貨リンギは今年上昇するとの見通しを示した。議会で述べた。
リンギは前週、一時26年ぶりの安値を付けた。年初来約3.7%下落している。マレーシア中央銀行はリンギが過小評価されており、経済の強いファンダメンタルズを反映していないとしている。
第2財務相は「輸出が1月に改善し、投資の見通しも非常に良い。(国内での)ビジネスのしやすさに重点を置いており、今年はリンギのパフォーマンスが改善すると考えている」と語った。
また、中銀はリンギを支えるために金融政策を調整することが可能だが、政策金利を引き上げれば経済に影響を与え、国民に負担がかかることになると指摘した。