高坂小(福島県いわき市)3年の草野駿太朗さん県最優秀賞 算数・数学の自由研究作品コンクール 

算数・数学の自由研究作品コンクールで県最優秀賞に輝いた草野さん

 福島県いわき市の高坂小3年の草野駿太朗さんは、第11回算数・数学の自由研究作品コンクールで福島県最優秀賞を受けた。「トウモロコシの粒の数」を研究テーマとし、トウモロコシの粒を数えた上で必ず偶数になることをまとめた。

 コンクールは理数教育研究所の主催。国内外の小中学生と高校生から作品を募集し、合わせて1万5699点の応募があった。

 トウモロコシの粒(実)は、「小穂」と呼ばれる部位が成長したもので、小穂が成長する過程でそれぞれの粒が二つに分裂するため、粒は必ず偶数になる。草野さんは、母親に購入してもらったトウモロコシの粒を一個一個数えることで、この特性を証明し、研究作品としてまとめた。

 贈呈式は26日、同校で行われ、草野さんは和田裕二校長から賞状を受けた。草野さんは「受賞はうれしい。身近な食べ物に着目して調べたことが評価されたと思う」と喜んだ。

 和田校長は「草野さんの頑張りをたたえたい。他の児童の励みになる」と語った。

(いわき版)

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