米SEC、オープンAIアルトマンCEOの意思疎通巡り調査

[28日 ロイター] - 米証券取引委員会(SEC)は米オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)による社内のコミュニケーションについて、投資家を誤解させる結果を招いたかどうかという観点から調査している。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が28日報じた。

オープンAIの現・旧幹部に社内記録を提出するよう求めており、昨年12月に同社に召喚状を出したという。

オープンAIは昨年11月、アルトマン氏の解任を突如発表。同氏が「取締役会との意思疎通において率直さを欠き、取締役会の責任遂行を妨げたという結論に達した」と説明していた。その数日後に同氏はCEOに復帰した。

WSJは退任発表の会社説明から調査が行われることは想定されていたと指摘。関係者の話として、SECはアルトマン氏の特定の情報発信や意思伝達が誤解を招く内容だったとしているわけではないとも伝えた。

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