小山・間々田こども園で雅楽演奏会 園児37人が音色楽しむ 「大きな音でびっくりした」

雅楽の楽器に触れる園児

 【小山】乙女3丁目の認定間々田こども園で29日、雅楽の演奏会が開かれた。芳賀町を拠点に活動する鳳麟雅楽会の4人が出演し、年長園児37人が笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)が奏でる音色を楽しんだ。

 日本の伝統音楽を楽しんでもらおうと同園が企画した。定番の「越天楽」から始まり、園児にもなじみが深い「きらきら星」「チューリップ」「ちょうちょう」といった童謡など計11曲を披露。騒いだり席を立ったりする園児もなく、皆、聴き入った様子だった。

 園児によるお返しのハーモニカ演奏や、園児が楽器に触れる体験も行われた。山中真汰郎(やまなかしんたろう)ちゃん(6)は「楽器はちょっと重いと感じた。雅楽を聴くのは初めて。大きい音でびっくりした」と話した。

 同園の富川陽子(とみかわようこ)理事長(79)は「雅楽など多様な音色を聴くことが、子どもたちの心の栄養になれば」と期待した。

雅楽の楽器に触れる園児
雅楽の楽器に触れる園児

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