知事選2年前の来年7月に進退表明 その真意は 群馬の山本知事「個人的に言えば…」

山本一太知事

 群馬県の山本一太知事が、23日に更新した自身のブログに、3期目を目指すか否かについて選挙2年前となる来年7月に決めたいと記した件で、29日の定例会見で「もしやる(立候補する)とすると、誰も到達していないネット戦略なども考えると2年くらい時間がかかると思う。2年間かけてしっかりと県内を回り、必ず勝てる体制をつくりたい」と真意を語った。県内70の後援会の幹部を集めた戦略会議で気持ちを伝えるという。

 4日に投開票された前橋市長選で現職が敗れたことにも触れ、「与党対野党の構図で初めて現職が敗れたことで改めて、県民の皆さんに理解してもらえる重要性を感じた」と強調。残された1年半で県民の要望や評価、健康状態などを踏まえ、総合的に判断したいとした。「個人的に言えばやり残したことはまだまだあるので、続ける必要があるかなとは思っているが…」と加えた。

© 株式会社上毛新聞社