昔ながらの町並みを華やかに飾る「引田ひなまつり」江戸時代、ペリーが来航したころのひな人形も【香川】

桃の節句に、昔ながらの町並みを華やかに飾る引田ひなまつりが東かがわ市で行われています。

両脇に飾られた市松人形と、お供えのワケギやハマグリが特徴の「引田飾り」が有名な引田ひなまつりです。昔ながらの風情が残る65の民家や商店に、明治や昭和、平成などそれぞれの時代を彩ったひな人形が飾られ、訪れる人を楽しませています。

(訪れた人)
「とてもきれいにできてると思いました。華やかなところが好きです」
「はじめて来たんですけど、楽しいです歴史も感じられるし、そこはいいなと思っています」

【画像①】は、約10年ぶりに公開された引田で最も古いと言われるひな人形です。江戸時代、ペリーが来航したころのものと言われています。

今年は地元出身の歌手・笠置シヅ子にちなんで、【画像②】のようにドレスを着せた市松人形や、華やかに装飾した100本の傘も彩りを添えています。

(引田ひなまつり実行委員会 尾崎照子さん)
「おひなさんって、本当に昔の『女の生きざまそのもの』を絵に描いたように作られているんですね。そんなのも懐かしみながら体験できる昔を思い出して」

引田ひなまつりは3月3日まで東かがわ市引田の古い町並み一帯で開かれています。

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