デジタル技術を活用 高知県土佐町で実証事業の見学会開催【高知】

デジタル技術を活用し地域の担い手不足や集落機能の低下など中山間地域での課題解決を図ろうと2月29日に高知県土佐町で実証事業の見学会が開かれました。

土佐町で開かれたのは県が進めるデジタル技術を活用し中山間地域が抱える課題解決に取り組む実証事業の見学会です。

高齢化率が約6割を占める土佐町では草刈り作業の人手不足が課題となっていてこのラジコン草刈機を使うことで約100メートル先まで遠隔で草刈りができ老若男女問わず操作できるため作業の負担軽減につながるということです。

また、水門や水路を遠隔管理するシステムも実証事業として導入されました。この集落は、水門まで約4キロあり台風や豪雨といった災害時には徒歩で向かい状況を確認する必要があるため安全面に課題がありましたが、各所に設置したカメラ5台と連携したスマートフォンで水路の状況を確認できるほか水門の開閉も簡単にできるようになりました。

土佐町での実証事業は3月末まで行われる予定です。

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