もし夫の不倫が判明したら……? とても冷静ではいられないと思いますが、筆者の知人Aさんは違いました。自宅を突撃してきた不倫女を返り討ちにしたAさんの対応とはいったいどんなものだったのでしょうか。
不倫女が自宅突撃してきました
ピンポーン
ある日、玄関のチャイムが鳴りAさんが出ると、そこには若い女性が立っていました。
「私、ご主人と付き合ってます。離婚していただけませんか?」
こんなことを言われたら普通うろたえてしまいますが、Aさんは表情1つ変えることなく不倫相手の女を家に上げて「話し合いましょう」と言ったのです。
不倫女も予想外だったのでしょう。少し怖気づいたようでしたが、離婚して略奪婚したいという望みを叶えるために妻との話し合いに応じました。
不倫女は知らなかった……夫の真の姿
A「今度はあなたなのね……」
Aさんは夫が何度も不倫を繰り返していることを不倫女に説明しました。不倫女が「私はこれまでの不倫とは違います!」と言い返そうとしたところを
A「運命の人だって言われたんでしょう?」
とAさんは言い返します。不倫女は「どうしてそれがわかったの?」とショックそうな顔を浮かべました。不倫をするたびに夫は相手の女性に「運命の人だ」と囁くのです。それを本気にした女性が家に乗り込んでくることも初めてではありません。
妻に慰められる不倫女
妻から略奪してまでほしいと思っていた男の言葉が、誰にでも言っていた常套句だと知った不倫女は悲しくて泣き出してしまいます。
A「あなたも騙されたのね。かわいそうに」
Aさんは不倫女を慰めます。「あなたはまだ若いんだから、きっと夫なんかよりも素敵な男性が見つかるわ」
Aさんも不倫をされた被害者のはずですが、不倫女を責めることなく同情し慰めました。それはAさんの妻としてのプライドだったのです。
反省しない夫
Aさんはその夜、帰ってきた夫に今日あったことを話しました。
夫「いやあごめんね。こっちは遊びなのに向こうが本気になっちゃってさあ〜」
まったく反省していない様子の夫に腹が立つAさん。いつか捨ててやると思いながら、今は生活のため結婚生活を続けています。夫の不倫に慣れっこにはなりたくないものですが、不倫女を返り討ちにしたメンタルの強さには脱帽ですね。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:安藤こげ茶