中学生がキャンドルを灯すことで震災の記憶を未来へ 東日本大震災から13年を前に被災地の岩手・陸前高田市でキャンドルリレー

東日本大震災の発生からまもなく13年となるのを前に、岩手県陸前高田市の中学校で29日、学校の周辺にキャンドルを灯すことで震災の記憶を未来につなげようというイベントが行われました。

陸前高田市の高田東中学校では震災を忘れず未来につなぐことを目的に学校周辺に手作りのキャンドルを並べて点灯する「キャンドルリレー」を5年前から行っています。きょうは全校生徒167人が参加し、午後4時半ごろから学校前の県道の歩道にキャンドルを並べました。キャンドルは瓶の中にLEDライトを入れたもので全部で200個ほどあり、生徒たちのメッセージが書かれています。中には元日に発生した能登半島地震の被災地を励ますイラストが書き込まれたものもありました。

(生徒は)
「3.11がもうすぐということなので被害者の皆さまの鎮魂の思いをしっかりと全校で噛みしめながらキャンドルリレーを成功させることができたと思う」

キャンドルリレーの点灯は3月1日も午後4時半から行われます。

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