【うるう年】2月29日生まれの誕生日は4年に1回。では、いつ年を取るの?

うるう年のイメージ写真(写真AC) / Via photo-ac.com

2024年は「うるう年」。4年ぶりの「2月29日」がやってきました。
いつも疑問に思っていたのですが、2月29日に生まれた人は誕生日が4年に1回しかやってきません。となると、生まれてから80年たったおばあちゃんでも寝年齢上は20歳のまま若々しくいられるのでしょうか……。
調べてみるとそんなことはないようです。2月29日生まれの人でも毎年、年を取ります。平年では一体、どのタイミングでいつ年を取るのか調べてみました。

実は2月28日の24時に歳を取っていた

参議院法制局の公式サイトに掲載されているコラム によると、年齢の数え方は明治35年に制定された「 年齢計算ニ関スル法律 」で定められているそうです。
この法律では「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」としています。そのため、西暦2020年2月29日生まれの人は、西暦2021年2月28日限り(すなわち2月28日の24時)をもって満1歳となるということでした。
なるほど。2月29日が来なくても、3月1日になった瞬間に1つ歳が増えている計算だったのですね。

平年の誕生日はいつ祝うの? 2月28日という場合もあれば、3月1日という場合も。

ただし、2月29日の人が平年にいつ誕生日を祝うのかは、人によってまちまちのようです。
参議院法制局のコラムでは、誕生日を祝うのは歳が増えた翌日にあたる「3月1日ということになるのでしょう」と書かれています。大東文化大学文学部の山口謠司教授は知人の経験を踏まえて「平年には3月1日にお祝いすることが多いようです」と 週刊女性PRIME の取材に答えています。
一方でBuzzFeed Japan編集部のスタッフに聞いたところ、身内に2月29日生まれがいる例が2人いましたが、いずれも「2月28日に誕生日を祝っていました」という回答でした。
年齢が増える前に祝うのか、増えた後に祝うか。これもなかなか頭を悩ませそうですね。

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