「彼の汗も滲んできた」ブラジルの女性リポーターがマスコットからのセクハラ被害を訴え、警察に被害届を提出

インテルナシオナウのマスコットであるサシ(右)[写真:Getty Images]

ブラジルの女性リポーターがクラブマスコットからのセクハラ被害を訴えている。ブラジル『グローボ』が伝えている。
【写真】セクハラ被害を訴えている女性リポーターのジゼル・クンペルさん

『CANAL MONUMENTAL』というブラジルメディアの記者として活躍するジゼル・クンペルさんは、26日に行われたカンピオナート・ガウショ第10節のインテルナシオナウvsグレミオ戦を取材に訪れていた。

ホームのインテルナシオナウが3-2と勝利を飾った試合で、後半アディショナルにインテルナシオナウが劇的な決勝ゴールを奪った直後に事件が起こったという。

クンペルさんが、インテルナシオナウのクラブマスコットであるサシから受けたという被害を明かしている。

「インテルナシオナウがゴールを決めた時、彼は私の隣で止まって私を抱きしめました。着ぐるみをしていましたが、彼は私の頭を押し込みキスするような仕草をしました。キスの音も聞こえましたし、彼の汗も滲んできました」

「ピッチでそのサイドにいた女性は私だけでした。他の記者もいましたが、彼は私だけにしいていました」

なお、クンペルさんはこの件で警察に被害届を提出。セクシュアル・ハラスメント問題として扱われ、スタジアムのカメラに記録された映像とマスコットの中の人の詳細情報が提出されているということだ。

この件について、インテルナシオナウも声明を発表。警察の捜査に協力するとしている。

「我々は、すべての事実が警察できちんと明らかにされることを信じています。そのため、事件の迅速な解決を願い、マスコットの責任者である従業員とクラブは当局の処分を受けることになります。手続きが終了するまで、その従業員はサシの担当から外れることになります」

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