2日から福島市で個展を開く香取慎吾さんに、福島への思いを聞いた。
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―福島をテーマとする作品を制作している。
「（巡回展としている）今回の個展では、各会場で新作を描いている。その土地について何度も調べて構築していくが、福島は『これだ！』というものがあった。今、半分ほど出来上がっている（取材時の2月15日現在）。来場者の思い出に残るよう写真撮影ができるエリアを設けているが、最後の会場の福島はそのエリアを（これまでより）もっと開放する。その場で見て、写真を撮って楽しんでもらいたい」
―福島展の会期中、3月11日を迎える。心境は。
「間もなく東日本大震災から13年たつが、苦しい思いをしている人たちを思うと、とても胸が痛い。全国巡回展の会場の一つだった石川県でも震災があった。改めて、復興を考えた時にとても難しいものだと感じている。絵や歌、芝居など自分の仕事で少しでも笑顔になってくれたら、と常に思っている。『この絵、なんか楽しいな』『面白い絵だな』と少しでも笑顔になってもらえたらいい」
―パッケージを書き下ろした福島名産品の限定コラボ商品を販売する。
「3種類あり、実際にその商品をいただいた。どれもとてもおいしかった。じっくり味わって、そこからその商品のパッケージと向き合って進めていった。本当に描きたいものを描いたので、楽しかった。こんなにおいしいものが福島にたくさんあるよ、と多くの人に魅力を知ってもらえるきっかけになればと思っている」
―県民にメッセージを。
「2022（令和4）年から始まった個展が、福島でフィナーレを迎える。これまで各都市で描いた全作品が集まる。盛りだくさんの香取慎吾ワールドをぜひ見に来てもらい、笑顔になってもらえたらうれしい」
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香取さんの個展は「WHO AM I 香取慎吾個展 SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR」と題して2日から4月7日まで、福島市のとうほう・みんなの文化センター（県文化センター）で開催する。福島民報社、テレビユー福島などでつくる実行委員会が主催する。
観覧時間は午前10時から午後6時（金曜と土曜は午後7時）まで。休館日は3月4、18両日。前売り券は一般1800円（当日2000円）、中高生1200円（当日1300円）、小学生500円（当日600円）。未就学児は無料。福島民報社本社、郡山本社、各支社支局、福島民報販売店、主要プレイガイド、県文化センターなどで扱っている。
問い合わせはテレビユー福島企画事業部（平日午前9時30分から午後5時30分） 電話024（531）5111へ。
