松園行きバス2路線、存続して 住民有志、盛岡市と県交通に要望

本田一彦社長(左手前)らに要望書を手渡す佐藤ケエ子さん

 盛岡市松園地区周辺の住民有志らは27日、岩手県交通の4月の路線バスダイヤ改正で廃止方針が示された松園ゆぴあす線、上米内線の存続を市と同社に要望した。同社は地域に適した公共交通の在り方を共に考えていく姿勢を示した。

 住民5人が市役所を訪れ、内舘茂市長と同社の本田一彦社長に署名502筆、要望書を手渡した。

 県交通は4月以降、盛岡地区の平日を現行比13.5%減便する。松園ゆぴあす線(松園バスターミナル-ゆぴあす)と上米内線(松園営業所-上米内駅)の運行系統は4月から廃止。同社によると、利用者が近くのバス停まで歩いて他路線で代替可能となるよう調整した。

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