「宇宙探検ゲーム」でプログラミング全国大会へ 佐賀県代表・井手君(旭小6年)が意気込み

佐々木英利教育長(後列左)、井手崇雄学校教育課参事(同右)に全国大会での意気込みを語った井手颯太君=鳥栖市役所

 3日に東京都で開かれる「全国選抜小学生プログラミング大会」(全国新聞社事業協議会主催)に佐賀県代表として出場する鳥栖市の旭小6年の井手颯太君が2月28日、鳥栖市の佐々木英利教育長らを訪問し、全国大会での意気込みを語った。

 宇宙が好きという井手君は宇宙探検ゲームを開発。ストーリー仕立てになっており、ロケットで隕いん石せきをよけて星を目指し、洞窟ではマグマを飛び越えて進み、ミッションを完了させる。異星人と人間が環境破壊について問答を交わすシーンも設けた。「全国大会では楽しむことも大事にしながら、ほかの県の人たちと交流して学びを深めてきたい」と抱負を語った。

 4年時は制約があった学校のタブレット端末が5年時から自由に使えるようになり、プログラムに熱中するようになった。自宅で動画を見て参考になるプログラム方法を覚えては、学校に行って打ち込み、自分なりのアレンジも加えた。

 井手君は昨年12月に開かれた「さがプログラミングアワード2023」(佐賀新聞社主催、公共デザインイニシアティブ共催、学映システム特別協賛)の高学年の部で大賞に輝いた。全国大会は各都道府県大会の代表46組が出場。3分間の持ち時間で作品への思いや特徴をプレゼンテーションし、発想力や技術力、表現力を競う。(樋渡光憲)

佐々木英利教育長(右)、井手崇雄学校教育課参事(奥)の前で、プログラムした宇宙探検ゲームを動かす井手颯太君=鳥栖市役所

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