5年ぶり在校生も全員参加、門出祝う 鹿児島県内の公立高校で卒業式、8400人巣立つ

卒業証書を受け取る学級代表の生徒=1日、鹿児島市の甲南高校

 鹿児島県内のほとんどの高校で1日、卒業式があり教師や保護者が見守る中、生徒たちは新しい舞台へと巣立った。県教育委員会によると、県内の定時制・全日制公立高校から、今春は約8400人が卒業する。

 鹿児島市の甲南高校では299人が卒業。新型コロナウイルス感染症の5類移行で、今年は5年ぶりに在校生も全員参加して門出を祝った。

 各クラスの代表が卒業証書を受け取ると、宮田俊一校長は式辞で「応援している人がたくさんいることを忘れずに、無限の可能性に挑戦し続けて」と激励。卒業生代表の有馬聖人さんは「これから進む道に立ちはだかる壁を乗り越え、自分の決断した道を一歩ずつ進んでいく」と応え、胸を張った。

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