山形市の六日町あいあい特別養護老人ホームで29日、アンコウのつるし切りショーが行われ、利用者が冬の味覚を楽しく味わった。
庄内浜で水揚げされた5.2キロのアンコウを用意し、フックにつるした。作業を担当したのは同施設の調理師たち。皮を剥いだり、身を切り分けたりして手際よく作業を進めた。解体した肝や胃袋を紹介する演出もあり、利用者は興味津々の様子で見入っていた。
アンコウは鍋として提供した。宇野ひろみ施設長は「新型コロナウイルスの影響から外出しにくい状況が続いている。魚を調理するにおい、音を通じて少しでも季節感を味わってほしい」と期待していた。