フロアを埋め尽くしたメタルファンが熱狂したライヴが音源化! インストメタルバンドASTERISMの2023ツアー最終公演「THE DECISION」が配信決定!

インストメタルバンドASTERISMが、2023年11月23日、東京・渋谷CYCLONEにて伝説的な公演となった『THE DECISION(Live in Tokyo 23.11.2023)』を音源化しライヴアルバムとしてリリースする。(2024年3月8日0時、世界各地配信) さらに3月9日(土)にはASTERISMのOfficial YouTube上でこの公演の模様を収録したLIVE映像をプレミア公開する。(日本時間15:00)

この公演は3枚目のフル・アルバム『DECIDE』のリリースに伴い11月4日から名古屋を皮切りにスタートしていたワンマン・ツアーのファイナル公演にあたるもので、チケットは公演当日を待たずに完全ソールド・アウト。熱心なファンで埋め尽くされたライヴハウスの親密な空気の中で、HAL-CA(g,vo)、MIYU(b)、MIO(ds)の3人は約90分間にわたる熱演を繰り広げている。 このアルバムに“決意”を意味するタイトルが掲げられているのは、今回の彼らがまさしく意を決して、新たな領域へと足を踏み込んでいるからに他ならない。それは、いわゆる“歌モノ”への果敢な取り組みだ。2014年の結成当時から、その若さとは不釣り合いなほどの演奏技術の高さで注目を集め、同時にそれをアイデンティティとしてきた彼らが現在打ち出しているのは、広く大衆(mass)からの共鳴を獲得し得るものとしての「マスメタル」という独自のスタイルだ。それ自体をカタカナで表記すると、テクニカルで変拍子バリバリの数学的(math)なマスメタルとも重なってくるが、そもそも超絶インスト・バンドとして成長を重ねてきた彼らが、より積極的に“歌”に取り組むことにより、自らの可能性を内側から押し広げようとしているのだ。そうした自分たちの新しい姿を強調するかのように、ライヴ前半の7曲はすべて歌モノで占められていた。 ただ、そうした新たな挑戦は、従来のスタイルや独自性を否定するものではない。ライヴが後半に差し掛かるところで披露された「BLAZE」、「Gunfire」、「Light In The Darkness」というそれぞれに傾向の異なったインストゥルメンタル曲の連射は、まさしく火に油を注ぐかのようにフロアを過熱させた。誤解を恐れずに言えば、現在のASTERISMはある種の過渡期にある。少なくとも今の時点において、このバンドならではの特性が最大限に発揮されるのは、やはりインスト曲の演奏時ということになるだろう。HAL-CAはギター・プレイの技巧面のみならず、歌い手としての声量やクリアな高音の伸びにも類稀なものを持っているが、現段階においてはまだ進化の途中過程にある。ただ、当然ながら、そう感じさせられるのは、すでに各々が演奏面では充分過ぎるほどに饒舌さを持ち合わせているからこそだ。筆者としては、彼女が歌い手としての可能性を今後さらに広げていくことで、このバンドの音楽自体がいっそう飛躍的な発展を遂げていくことになるはずだと感じた。 テキスト:増田勇一

HAL-CA:Gt / Voコメント

セトリの半分以上が歌物になっている構成は初めてでワクワクと緊張の入り混じった思いで4公演を回りましたが、会場の雰囲気やオーディエンスの反応はこれまで以上に一体感を増したものだったと感じていて、DECIDEで作り上げてきた音楽や自分たちの思いは間違っていなかったと思えました。同時に、歌を武器にするインストバンドとしてやれることはもっと多くあることに気づき、今後のステージでは更にASTERISMらしさを突き詰めたパフォーマンスをしたいと感じました。パワーアップしていくASTERISMをこれからも楽しみにしていてください!

MIYU:Ba / Choコメント

全てを出し切ったファイナル東京、僕らの緊張感やパッションを肌に感じれると思います!そして今ツアー初披露の新曲"PEACE"も収録されてます!この曲は僕が何と、、、!絶対に聴いてくれー!

MIO:Dr / Choコメント

僕らの"歌もの"フルアルバム『DECIDE』の楽曲をライブ会場に引っ張り出したこのライブ音源のマスタリング作業に立ち会いながら思ったことは、「一生に一度きりの音に満ちた」一夜だったな、ということです。熱気、ライブだけの偶発性、"インストゥルメンタル"バンドだった自分たちの決断が、正しいものであるはずだ!というあがきにも似た必死さ、かけがえのない瞬間が詰まっています。歌ものに向き合った新しい僕たちの現在と、楽器だけで培ってきた僕たちの過去とを往来し混ぜ合わせながら見たことのない音を作っていく、後にも先にもないASTERISMのライブを聴いてください!

【ASTERISMプロフィール】

HAL-CA(ハルカ・Gt・20歳)、MIYU(ミユ・Ba・21歳)、MIO(ミオ・Dr・23歳)からなる、九州出身の3ピース・メタルバンド。

3人とも幼少の頃から音楽に嗜み、HAL-CAはソロで、MIOとMIYUは兄弟のユニットで活動していたが、2014年音楽コンテストでの出会いを機にASTERISMを結成。

その類まれなるテクニックを武器に、10代の頃から『SXSW』出演を含むやUSツアーやアジアツアーを行うなど国内外問わず活動。緻密に構成された音楽性と、3人独自のポップセンスによる新たなジャンル<マスメタル>「大衆(mass)に届き、響き、愛されるメタル」を掲げ、世界展開を目指す。

© 有限会社ルーフトップ