中国国防部の張暁剛報道官。（資料写真、北京＝新華社配信）
【新華社北京3月1日】中国国防部の張暁剛（ちょう・ぎょうごう）報道官は2月29日の記者会見で、近年中国大陸が台湾に対する軍事的圧力を強め、中国軍機が頻繁に「台湾海峡中間線」を越えていると一部米メディアが報じたことについて、次のように述べた。
世界に中国は一つしかない。台湾は中国の領土の不可分の一部で、いわゆる「海峡中間線」は元々存在しない。中国人民解放軍が台湾海峡地域で実施する演習・訓練活動は国の主権、安全、発展の利益を守る正当な活動であり、外部勢力の干渉と「台湾独立」勢力の挑発に対する警告、抑止、対抗措置であり、台湾海峡地域の平和と安定を守るための必要な行動である。われわれは引き続き訓練と戦備を強化し、国家主権と領土保全を断固として守っていく。
