黒人従業員6000人によるテスラ集団訴訟は可能、差別巡り=加州上級裁

Daniel Wiessner

[29日 ロイター] - 米カリフォルニア州の上級裁判所は、米電気自動車(EV)大手テスラの黒人従業員約6000人が同社を相手取り、同州フリーモント工場でまん延する人種差別やハラスメントを巡る集団訴訟を提起することは可能だと暫定的に判断した。

裁判所は2月28日付の書簡で、この訴訟はテスラが不正行為に気付いていたにもかかわらず防止措置を取らなかったかどうか、同工場で働く全ての黒人労働者に共通の疑問を提示していると指摘した。

元従業員の原告は2017年、黒人従業員が中傷などの人種差別的行為の対象となっているとしてテスラを提訴した。

テスラからのコメントは得られていない。

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