「みんなのひろば」つくるよ 大槌町、遊具は児童生徒の人気投票

大型遊具のイメージ図の掲示作業を行う大槌学園の子どもたち

 大槌町は、東日本大震災津波で全壊した同町新町の旧岩手県立大槌病院跡地に「みんなのひろば(仮称)」の整備検討を進めている。町民が要望する「子どもが思い切り遊べる場所」とする方針で、構想段階から大勢が関わる機会を創出。ワークショップのほか、設置するメインの大型遊具は児童生徒の人気投票で決める。

 体を動かしながら頭も使えるアスレチック、大きな滑り台、迫力満点のターザンロープ。大槌学園では2月27日、児童会と生徒会のメンバー11人が町職員と共に遊具のイメージ図などを2カ所に掲示した。

 人気投票は町内の約870人を対象に各校で1日まで行い、3月中に校内や町ホームページなどで結果が公表される予定だ。同学園の倉本栄翔(えいと)君(5年)は「みんなで楽しく遊べる場所が少ないのでうれしい。アスレチックを使って鬼ごっこをしてみたい」と期待を膨らませた。

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