銀河のしずく、6年連続特A評価 23年産米の食味ランキング

 

 日本穀物検定協会(東京)は29日、2023年産米の食味ランキングを公表した。岩手県オリジナル品種の県中産「銀河のしずく」が6年連続で最高の特A評価を獲得したが、主力の県南ひとめぼれは2年連続のAにとどまった。県や関係団体は要因分析を進め、一層の品質向上に取り組む。

 県中産ひとめぼれは4年連続のA、県中産あきたこまちは評価を一つ下げ、A’だった。県南ひとめぼれは18年産までは特Aの常連だったが、19年産以降は獲得できずにいる。

 金色(こんじき)の風は作付け面積が千ヘクタール以上などの要件を満たさず、評価の対象外。22年産まで「いわてっこ」は評価対象だったが、同協会が23年産から対象品種を各県3品種以下と設定したため外れた。

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