若者の県外流出が課題 就職活動スタート!長野市で合同説明会【長野市】

就職活動が解禁となり、早速長野市で合同企業説明会が開かれました。人口が減る中、若者の県外への流出も課題になっています。

行列をつくった学生たち。スタートと同時に、希望の企業ブースに向かいました。

■後藤啓太記者「普段はプロバスケットボールの試合が行われるホワイトリング。きょうは学生と企業が向き合っている」

長野市で始まったマイナビ就職EXPOには、県内を中心に2日間で163社が参加。2月29日に発表された県の推計人口が200万人(推計)を切る中、若者の県外流出も課題です。今の新卒採用は売り手市場と言われます。

■八十二銀行採用担当 松井裕里恵さん「東京とかに出た学生はUターンするか県外で仕事するか悩んでいる学生は多いという印象」
■角藤池田豊・企画人事課長「東京の大学に行かれた方がなかなか長野に戻ってこないというのもありますし、特に建設業界だと人手不足があって人材の取り合いが厳しいと感じている」

■後藤啓太記者「参加しているのは来年卒業予定の学生、大学で言うと3年生だが、すでに焦りを感じている人も少なくない」

■山梨の大学3年生(県内出身)「友達が一社内定しているというのはある。世の情報が早期化と聞いているので早めに動こうと思っています」
■北海道の大学3年生(県内出身)「周りが動いていると感じているので自分も頑張らなきゃなと思ってきた」

盛んなのは企業の見学や職場体験をするインターンシップです。

■マイナビ長野営業部 中西優太部長「インターンシップに行く学生が増えて来ていて、ある程度業界研究や企業研究が進んできているのが特徴。インターンシップである程度こういう業界に行きたい、こういう職種に行きたいという学生さんは増えてきていると思う」

■長野大学3年生「説明会やインターンはちょくちょく行っていて、まだ決め切れていないので広げつつ絞りつつしている」

■長野大学3年生「インターンが会社の雰囲気や聞きたいことも聞けるので利用している」

企業側は、インターンシップで早く学生に魅力をPRする狙いもあります。

■ミマキエンジニアリング採用担当・長井紗野さん「5日間のインターンシップや1.5時間くらいで終わるようなインターンもやっています。早期で学生の方に知っていただく機会をつくっていかないとどんどん早期化しているのもあるので、6月くらいから開始している」

マイナビ就職EXPOは長野市のホワイトリングであすも開かれます。

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