カナダ出身の気鋭SSW“シャーロット・デイ・ウィルソン”、2ndアルバム『Cyan Blue』を発表

ドレイク、ジョン・メイヤー、ジェイムス・ブレイクがサンプリングでフィーチャーし、最近ではパティ・スミスがヒット・シングル「Work」をカヴァーしたことで話題となっているカナダ・トロント出身のシンガー・ソングライター / プロデューサー / マルチ・インストゥルメンタリストのシャーロット・デイ・ウィルソン(Charlotte Day Wilson)が、2ndアルバム『Cyan Blue』を「XL Recordings」より5月3日(祝・水)にリリース。あわせて、アルバムからの1stシングル「I Don't Love You」が公開されています。

「Work」が収録された2016年のEP『CDW』と2018年のEP『Stone Woman』が高い評価を受け、2021年にセルフリリースで発表したデビュー・アルバム『Alpha』が世界から絶賛。ケイトラナダ、バッド・バッド・ノット・グッド、SGルイスらとのコラボレーションも果たし、秀でた才能を証明してきたシャーロット・デイ・ウィルソン。注目を浴びる中リリースが決まった本作『Cyan Blue』は、レオン・トーマス(SZA、アリアナ・グランデ、ポスト・マローン)、ジャック・ロショーン(H.E.R.、ダニエル・シーザー)といったプロデューサーを迎えて制作。ゴスペルの力強いピアノ、ソウルの温もりあるベースライン、ムードのあるエレクトロニクス、そして心に染み入るR&Bのメロディといった、ウィルソンが昔から影響を受けてきた様々な音楽要素を、美しく、なめらかに織り上げた作品です。また、コラボレーションを積極的に取り入れ、切なさと憧れ、そして若さゆえの無垢さを振り返ることで、新たな創造性も開花させています。

ウィルソンは本作について「若い頃は、それほどたくさんのことを背負っていなかったし、日常は、もっと生き生きとしていた。でも、当時の自分に今の自分を見てほしいとも思う。私が今持っている知識や明晰さの一部を、当時の自分に伝えることができたら素敵だと思った」とコメント。

また、シャーロット・デイ・ウィルソンはこのアルバムに収録された13曲の幻惑的な楽曲を通して、音楽や人間関係を紐解くための手段としながら、自身と対面し、自身を理解することに成功しています。彼女は「以前は、揺るがない基礎があって、芸術的完成度の高い音楽を創ることに、ものすごくこだわっていたの。でも、それは少し息苦しかった。だから、『時が経っても通用するような素晴らしい作品を作ればいい、プレッシャーなんて関係ない』って思うことにしたの。今は、すべてが完璧でなければならないという凝り固まった状態から抜け出せたと思う。それよりも、その瞬間に湧き出た感覚をそのまま捉え、その場に残しておくということに面白さを感じている」と心境を語っています。

今回公開された1stシングル「I Don't Love You」は、「失恋や別れというものは、恋に落ちるのと同じくらい感動的なもの」というメッセージが込められたナンバー。ウィルソンの完璧なプロダクション能力と、鳥肌が立ちそうな独特の低いヴォーカルが際立つ、辛辣で、破滅的なまでに美しい愛の告白が、滑らかなグルーヴを奏でるピアノとやわらかなドラムのレイヤーにのせて歌われまています。公開されたミュージック・ビデオは、ヴィデオ・アーティストのダニ・アフロディーテが手掛けました。

Photo by Emily Lipson

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