日本は台湾問題でトラブルを起こすな 中国国防部

日本は台湾問題でトラブルを起こすな 中国国防部

中国国防部の張暁剛報道官。(資料写真、北京=新華社配信)

 【新華社北京3月1日】中国国防部の張暁剛(ちょう・ぎょうごう)報道官は2月29日の記者会見で、米海兵隊と日本の陸上自衛隊が九州と沖縄で離島攻略演習を実施したこと、日本が台湾海峡危機に対応する住民避難計画を検討しているとの報道があったことについて質問を受け、次のように述べた。

 われわれは関連報道に留意している。関係国間の防衛協力は第三国に向けられてはならず、ましてや中国を持ち出すべきではないことを指摘しておく必要がある。故意に口実を探し、情勢の緊張をあおり、対立・対抗を作り出すのは極めて無責任で危険な行為であり、地域諸国の平和と発展を求める願いに背くものだ。

 台湾問題は完全に中国の内政で、台湾問題をどのように解決するかは中国人自身のことで、外部のいかなる干渉も許されない。日本は歴史上、中国侵略戦争を起こし、台湾を半世紀にわたり植民地として支配し、筆舌に尽くし難い罪を犯し、中国人民に対し重大な歴史的罪責を負っている。われわれは日本が侵略の歴史を深く反省し、台湾問題でトラブルを作り出すのをやめ、実際の行動でアジアの隣国と国際社会の信頼を確実に得るよう促す。

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