恵方巻などが原因の食中毒 患者数479人に 島根県益田市

島根県益田市の業者が製造・提供した恵方巻などが原因の食中毒。
下痢や嘔吐などを発症した人が計479人に上っていたことが、分かりました。

1月末から2月はじめにかけて、益田市内の総菜製造業者「ちるちるみちる」が製造した恵方巻や、同じ業者が経営する飲食店の料理を食べた人が、下痢や嘔吐症状を訴えた食中毒。

島根県が発表した2月7日時点での患者数は176人でしたが、その後の調査で、
患者数が303人増え、合わせて479人に上ることが分かりました。

患者の内訳は、恵方巻が396人、飲食店での食事が83人となっています。

島根県は、不特定多数の感染が疑われる場合、患者数を発表していますが、恵方巻の購入者と飲食店が提供した料理を食べた人が全員把握できていたとして、2月8日以降、患者数を発表せず、2月29日、益田保健所の報告を受け、ホームページを更新しました。

島根県薬事衛生課は、患者数の発表の仕方など、「今後、再検討したい」としています。

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