運転士不足で4月からバス減便 茨城交通 2024年問題も背景 ダイヤ改正

茨城交通のバス(資料)

茨城交通(茨城県水戸市)は、4月1日から路線バスを9.3%減便すると発表した。対象は水戸をはじめ12市町村を運行する路線の一部。運転士不足に加え、残業規制が強化される「2024年問題」への対応などが理由。減便に伴いダイヤ改正も実施する。

同社によると、対象になるのは水戸、ひたちなか、東海、大洗、城里、笠間、茨城、日立、高萩、常陸太田、常陸大宮、大子の12市町村を走る路線の一部。利用者が少ない路線を中心に減らし、朝夕のピーク時などの本数は維持するという。

同社の運転士は、新型コロナウイルス感染拡大前と比べ、約15%減少している。減便は昨年9、10月にも実施した。担当者は「運転士の確保や育成に向けて努力している。不便をかけない配慮はしているが、やむなく減便することを理解してほしい」と話した。

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