企業は人材確保へ躍起 “就活解禁”学生優位の「売り手市場」 人手不足…学部不問・待遇向上

来年3月卒業の大学生の就職活動が解禁され、長野市で合同企業説明会が開かれました。学生優位の「売り手市場」が続き、企業は人材確保に躍起です。

採用担当者:
「お客さまのため、地域のためになるのであれば、どんどん新しいことをやっていくという考え方も大事」

説明会にはおよそ160社がブースを設けました。県の人口が200万人を割り込み、若い女性の流出が課題となっていますが、「Uターン」を考えている学生は少なからずいます。

長野市出身・神奈川に進む学:
「出てみると、長野の良さが分かるというか、戻ってこようかなと」

長野市出身・富山に進学:
「地元に貢献できたらいいなという気持ちが大きいです」

一方、人手不足を背景に引き続き学生優位の「売り手市場」。企業側は人材確保に努めます。

樫山工業・総務部:
「なかなか地元でも集まらないといった現状がある。学部不問であったり、(応募の)チャンスが多くある形で対応している」

竹内製作所・人事課:
「学生の動向に合わせて、待遇面であったり、教育や研修にも力を入れて取り組んでいる」

説明会は2日も開かれます。

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