<義父がしんどい>結婚の挨拶で【家系図の巻物】を広げ「長男の嫁なら言うことを聞け」→ 困っていると!?

これは私の友人であるM子が、結婚の前に義実家へ挨拶に行った時のお話です。初対面のM子に対して、義父が衝撃の言動を連発! 彼と義母の反応は……?

結婚挨拶のため、地方出身の彼氏の実家へ

社会人5年目の時、彼氏との結婚が決まり、彼の両親に結婚の挨拶をしに行くことになりました。

彼氏の実家は、東京から新幹線で3時間ほどかかるところにあります。

義父母とはそれが初対面。
彼氏から「父さんは厳格な人」と聞いていたのもあり、私はかなり緊張していましたが、結婚することについてはとても喜んでもらえて、ホッとしたのを覚えています。

挨拶が無事終わったあと、義母の誘いで、近所の飲食店で食事をすることに。

すると料理を待っている間、義父が唐突にカバンの中から古びた巻物を取り出し、机の上に広げました。

「これがうちの家系図だ」

家系図には親族の相関関係が手書きでびっしり書かれており、義父はそれぞれの親族について説明し始めたのです。

家系図を広げているせいで運ばれてきた料理が机に置けず、料理を手に持った状態で一族のルーツなどを聞くはめに。

義父に嫌われたくない一心で必死に話を聞いていた私ですが、義父はさらに「今は東京にいてもいいが、長男だから将来は地元に戻ってきて、私たちの面倒をみてくれ」「結婚式は地元の神社で挙げるように」などど言ってきたのです。

(それは絶対に無理……どうしよう……)

私は頭の中が真っ白になりました。

時代錯誤な義父を一喝したのは……

返答に困ってオロオロする私を助けてくれたのは、彼氏と義母でした。

彼氏「父さん、今時そんなこと言う人いないよ!」

義母「老後は施設に入って、プロの介護を受けた方が良いに決まってるでしょう!」

2人が猛反論してくれたおかげで、義父はむすっとしながらも、それ以上言ってくることはありませんでした。

あれから15年が経ち、義父は要介護認定されて、地元の施設に入っています。
もし夫と義母が守ってくれない人だったら、今ごろ介護で大変な生活になっていたかもしれないと思うと、感謝しています。

最後に

結果的に、結婚前に将来のことを夫や義父母と話せたのがよかったかもしれません。「家族になる」といっても、自分たちと義実家は別の家庭。過度に干渉したりされたりすることがないようにしたいですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N

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