エンターテイナーとして幅広く活動する香取慎吾さんのアート作品展「WHO AM I 香取慎吾個展 SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR」は2日、福島市のとうほう・みんなの文化センター(県文化センター)で開幕する。1日、関係者向け内覧会が開かれ、福島展のために制作した新作「いいべした福島」が披露された。
「いいべした福島」は本県の民芸品・赤べこの絵柄を大きく描き、中央に今年の干支の辰(たつ)にちなみ龍を白い線で表現している。赤の色使いと力強い龍の描写により、存在感を放つ作品になっている。
福島民報社、テレビユー福島などでつくる実行委員会の主催。全国各地を巡回し、福島展が最終会場となる。福島展のテーマカラーは「緑」。光と闇をテーマにした作品などアート作品約200点を展示する。過去の巡回展会場のために制作した5作品も観覧できる。
動画のURLは https://youtu.be/iNSAj8a3unU?si=u2b7TWePWyOVUnbS
■闇から光へ、ライブステージの要素「楽しんで」 香取さん
香取さんは1日、会場で福島民報社の取材に答えた。「いいべした福島」の題材を赤べこにした理由を「アートとしてもポップなデザイン。龍はみんなが上を向いて力強くのぼっていけるよう願いを込めた」と明かした。
会場は照明が落とされた「闇」のエリアから、明るさが際立つ「光」のエリアに抜ける構造になっている。「アミューズメントパークのようなライブステージの要素を取り入れた。多くの人に楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけた。