動物愛護センター、23年度内着手困難に 岩手県と盛岡市が計画

 岩手県議会は29日、総務、文教、環境福祉、商工建設、農林水産の5常任委員会を開いた。環境福祉委(佐々木宣和委員長)で県は、盛岡市と共同整備する動物愛護センター(仮称)の基本計画策定について、予定していた2023年度内の着手は困難と説明した。

 県または市の未利用地で交通アクセスが良い候補地の絞り込みをしているが、最終調整に時間を要している。今後、費用負担や運営方法なども詰める必要があり、運用開始時期はめどが立っていない。

 18年にまとめた基本構想では、動物の保護や愛護啓発・交流拠点として、21年ごろに整備すると掲げていた。同様の施設がないのは東北で本県のみ。

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