「本当に良い」セルティック指揮官、不遇を乗り越えた岩田智輝を絶賛!「カラム、レオに比べ…トモは我慢しなければならなかった」

セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督が、調子が上向きな“トモ”こと岩田智輝に言及した。クラブ公式サイトが伝えている。

26歳のMFは横浜F・マリノスの優勝の立役者となり、J1のMVPに輝いた2022年の12月にセルティックに加入。しかし、主軸として華々しい活躍を見せる同胞の古橋亨梧、前田大然、旗手怜央に比べ、期待に応えるインパクトを残せず。迎えた2年目の今季も怪我もあり、ここまでリーグ戦4試合の先発に留まっている。

それでも、2試合連続で先発した直近のダンディー戦では大いに躍動。7-1の大勝に貢献し、レジェンドOBのピーター・グラント氏は「エクセレントだった。あまり彼の名前が出ないことがあるが、それはとても早くボールを動かすからだ」「停滞した時にいつも正しいエリアにいる。パスを受けるために、正しいポジションにいるんだ」と称賛していたなか、ロジャーズ監督も満足気な様子だ。

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3月3日に行なわれるハーツ戦を前に、「彼はアンカーでカル(主将のカラム・マグレガー)を前進させてくれた。とても良い選手だ」と語った。

「今シーズンは出番を得られそうな時もほとんど欠場していた。怪我で離脱していたから、彼にとってはチャレンジングな時期だった。ただ、トレーニングに全力を尽くし、チャンスを待っている姿には本当に満足している」

指揮官はさらに「このチームの中盤に入るのはとても難しい」と説明。MFながらエースの古橋を上回る、リーグ戦11ゴールを挙げているマット・オライリーの名を挙げ、こう付け加えた。

「マットは昨シーズン、常に先発だったわけではない。カラム、レオ・ハタテ、アーロン・ムーイが多くの試合に出場していた。だが今、マットは素晴らしいシーズンを送っている。

トモは我慢しなければならなかった。彼が試合に出場する際は、信頼を置いている。彼はシンプルにプレーし、ダイナミックにボールを奪い返す。ここ数試合、本当に良いパフォーマンスを見せている」

旗手を怪我で欠くなか、岩田はその不在を補って余りあるプレーを続け、必要不可欠な存在としてシーズンを終えられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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