完成まで3年…福井県ご当地駅弁「竜のめぐみ」3月16日発売 かにめしやソースカツ…容器は恐竜デザイン

福井の名物をふんだんに盛り込んだ駅弁「竜のめぐみ」=3月1日、福井県庁

 3月16日の北陸新幹線敦賀開業に合わせた福井の魅力発信に向け、福井県内企業など5社と福井県がご当地駅弁「竜のめぐみ」を開発した。かにめしや「たくあんの煮たの」など、県内の名物や郷土料理をふんだんに盛り込んだ。同日から新幹線駅の福井、芦原温泉、敦賀、金沢、加賀温泉の各駅売店などで販売し、福井の新たな駅弁として定着を目指す。

 開発した5社は、駅弁など製造販売の番匠本店(福井市)、プラスチック成型・加工の西端ブロー工業(同)、福井テレビジョン放送(同)、JRサービスネット金沢、JR西日本コミュニケーション北陸支社。

 駅弁はかにめし、ソースカツ、ふくいサーモンのマリネ、とみつ金時甘煮、麩(ふ)のからしあえ、たくあんの煮たのなど全10品で、主に県産食材を使用している。容器はバイオマスプラスチック製の2段重ねで、ふたには恐竜化石の頭部がデザインされている。食べ終えた後は1段に収納でき、弁当箱や小物入れとして利用できる。

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 3月1日に福井県庁で発表会があり、JRサービスネット金沢の谷口勝・取締役営業推進部長は料理の選定や容器の開発など完成まで約3年を要したとし「新しい福井名物にしたいという強い思いを持ち続けて開発した」と話した。

 価格は1680円。初回販売の3万食には県内の観光名所や方言を紹介するリーフレットが付いている。

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