休み取れず、夜勤人数も減らされ… 栃木医療センターと宇都宮病院の看護師ら、人手不足解消と賃上げ要求

人手不足の解消や賃上げを訴える県内2病院の看護師ら=1日午後、県庁記者クラブ

 国立病院機構に所属する栃木医療センターと宇都宮病院=いずれも宇都宮市=に勤務する看護師と看護助手が1日、県庁記者クラブで記者会見し、疲弊する看護現場の実情を訴え、人手不足の解消と賃上げを求めた。

 会見に出席したのは、国立病院機構の労働組合「全日本国立医療労働組合」の7人。人手不足のため休みを取れず、時短勤務もままならない状況のほか、夜勤者の人数を減らされたことなどを説明した。

 宇都宮病院の看護師佐々木有理亜(ささきゆりあ)さん(27)は本県組合員を代表し、来年度の団体交渉を視野に「人手確保のためにも、賃上げと働きやすい職場環境を求める」と話した。

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