全国の旅行業者の投票で決まる第49回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」の料理部門で、いぶすき秀水園(鹿児島県指宿市、湯通堂温社長)が40年連続の1位に選ばれた。特別表彰式が1日、同社であり、従業員ら60人が快挙を祝った。
100選は料理、もてなし、施設、企画の4部門があり、毎年約1万5000社の投票で決まる。秀水園は1985年から料理部門の1位を守り続け、今回は総合でも10位に入った。
主催する旅行新聞新社の石井貞徳社長が「40年連続1位という宿は他にない。大変な金字塔。料理にこだわった先代の熱意が受け継がれ、調理と接待の連係を積み重ねている」とたたえ、松尾亮史調理長に特別表彰のプレートを手渡した。
湯通堂社長は「従業員すべての力がなければここまで来られなかった。これからも名に恥じないよう頑張る」と話した。