中国企業への差別と抑圧をやめよ 米の中国製EV調査計画で中国外交部

中国企業への差別と抑圧をやめよ 米の中国製EV調査計画で中国外交部

1日、記者会見に臨む中国外交部の毛寧報道官。(北京=新華社配信)

 【新華社北京3月2日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は1日の記者会見で、米政府が中国製電気自動車(EV)のデータの安全性に抜け穴がないことを確認する調査を計画しているとの報道に関し、次のように述べた。

 データのプライバシーと安全を守る問題については昨日、中国の原則的立場を説明した。強調したい点は、中国車が世界で広く歓迎されるのはいわゆる「不公平なやり方」によるものではなく、激しい市場競争の中で形成された技術革新と高い品質によるものであるということだ。中国は常に世界の自動車企業に扉を開いており、米国の自動車メーカーは中国の大市場の恩恵を一貫して十分に享受してきた。対照的に米国は保護貿易主義を実行し、差別的補助金政策など障害を設けて中国車の米市場進出を甚だしく阻害している。こうした経済・貿易問題を政治化するやり方は米自動車産業の発展を妨げるだけだ。われわれは米国が市場経済の法則と公平な競争の原則を尊重し、国家安全保障の概念を拡大するのをやめ、中国企業への差別と抑圧をやめ、開かれた、公平で差別のないビジネス環境を確実に守るよう促す。

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